殿が異国の言葉も学ばないか?というので
いざ韓国語教室へ乗り込んだ。
私はてっきり新しい練子メンバーを募るのかと思っていた。
どうやら今回は違うらしい・・。
場所は大久保。先生はいなくニポン人と韓国人が教え合う形だ。
韓国語が全く初めての私はまず読み方から。
殿はスラスラ読めるので何てことなかったようだ。
当たり前だが、ニポン語にない音もあり
「あ」と「あ」と「あ」が違うと言われても殆ど違いが分からなかった。
ニポン語を教える番になり、私は殆ど聞き役だったが、
殿は一生懸命簡単な言葉を選んで説明していた。
あえて聞かれると明確に説明出来ない事もあり
韓国語を学びに行ってニポン語について考えた時間だった。
「ニホンの人は一緒に遊びに行った時、全然面白くなさそうなのに
楽しくなかったですか?と聞くと、なぜ楽しかったというのですか?
楽しくなかったとはっきり言うのはキライですか?」
と質問された。
殿は「ニホン人は相手の様子を見て、
楽しくなかったろうなと察するんです」と説明していた。
国民性をついた印象的な質問だった。